みなさんは教えるのが上手ですか?
生徒や部下になんとなく伝わっていると勘違いしていませんか?
今回は教え方を上達させるテクニックを4つご紹介します。
今日からスーパーティーチャーになろう!!
理解しているか細かく確認する
1つ目は途中途中で相手が理解している確認をとることです。
最初から最後まで自分のペースで話し通してしまうことがよくありませんか・・・?
上手になるために意識してほしい言葉は、
「ここまでで何か分からないことはありませんか?」
と話の途中途中で相手に聞くことです。教える側の意識としては、しつこいくらいにこれを聞くのが良いでしょう。
特に気をつけてほしい人の特徴は
- 頭の回転が速い人
- せっかちな人
このような方は言葉が思いつくスピードが速いので、どんどん話してしまう癖があります。
注意しましょう。
しかし、何で話し続けてしまうのでしょうか・・・?
それは聞き手にも少し問題がある場合もあります。
なぜなら、日本人は空気を読みすぎて、分かったふりをしてしまうからです。
全部話して理解していたと思っていたのに、相手は理解していないときが多々ありますよね・・・泣
本当は途中で分からないことがあった場合は、
「すいません、ちょっとそこ分からないので教えてください」
と言える生徒や部下だと助かりますが、そう甘くはないのが現状です。
途中でつまずいたらそれ以降の内容は何も理解できません。
そうならないようにするためにも
途中途中の細かい確認を忘れないように!
例え話を使う
2つ目は例え話をよく使うことです。
ついつい専門用語や抽象的な言葉だけで説明していませんか・・・?
新しい専門用語や抽象的な言葉ばかりだと、納得して理解しにくいんです。
なぜなら、脳はすでにある古い情報とリンクさせて新しいことを理解するからです。
例えば、小学生の時にいきなりかけ算はしませんよね?
足し算の概念を理解した上で、かけ算に取り組んだ方が理解する早さは上がるはずです。
新しいことを教えるとき、相手が知っているような内容の例え話をしてあげると
相手の理解スピードも早まるでしょう!
私はよくゲームをたとえ話に使います(笑)
少しずつレベルアップしながら中ボスを倒して成長し(日々の勉強でテストを頑張り)、ラスボス(受験)に挑む。
このように例えれば普通に説明するよりは聞いてくれるかなと思っています・・・笑
結果ではなく、努力や行動を褒める
3つ目は相手が実際に行っている内容を褒めることです。
テストや仕事の結果ばかりを褒めていませんか・・・?
そもそも教える目的とは何でしょう・・・
× 疑問を解消すること
○ 学習を好きになってもらうこと
学習を好きになってもらえれば、生徒や部下は主体的に学び、成長も早くなります。
そのためにも、相手が頑張っていることを褒めて
- この努力は良いことなのだ
- この問題を解決する能力があるのだ
と感じてもらいましょう。
褒めて相手を承認することで、自分に自信を持つようになってくれます。
結果ばかり褒めてしまうと
- 成功しやすいこと(簡単なこと)ばかりやってしまう
- 失敗したとき自分は無力だと思ってしまう
など、結果にこだわりすぎてしまい努力の改善を怠ってしまいます。
大切なのは結果にこだわるのではなく、結果が出るプロセスを考えることです。
しかし、ここで1つ注意点があります。
それは、大げさに褒めすぎないことです。
大げさに褒めすぎると胡散臭くなります・・・笑
シンプルに「○○を頑張っているね。これからも継続してね」
くらいで良いと思います!
優しくしすぎない
4つ目は注意するときはしっかり注意することです。
ついつい甘やかして、問題を見過ごしたりしていませんか・・・?
1回きりの指導であれば、優しいだけでも良いかもしれません。
しかし、継続的な学習をサポートする立場にいる人
すなわち、私たち先生や上司は時には厳しくすることも必要です。
なぜ優しくしすぎることが良くないかと言うと
相手が優しさに依存して自立できないからです。
宿題をやってこない生徒に
「部活や他の仕事で忙しいですよね?でも気にしなくて大丈夫ですよ。
次頑張ってくれれば良いですよ。」
と、1回でも言ってしまうと、
- 自分は頑張らなくても大丈夫
- この先生や上司は許してくれる
と甘えてしまいます。こうなったらなかなか手をつけれられないですよね・・・
後から厳しくしても、「急に?」と思われますしね(笑)
ここで厳しさとは何でしょう?
× なんでやってこないんだと高圧的な態度で叱る
これは心理学的にも良くないのにやっている人多いですよね・・・
自分の感情を移入している時点で教育ではありませんからね。
これをすると相手は、自分のためではなく、講師が怖いからやることになりますよね。
みなさん気をつけましょう。
正解は、これからどうするかを考え続けることです。
- この宿題をこれからどうしようと考えていますか?
- この仕事の失敗をしないため、次からどうしますか?
などこれからどうするのか。言うべきことはこれのみです。
過去の失敗をぐだぐだ言っても、お互いイライラします。
嫌われることを避けて優しくすると、相手に依存してしまうので注意しましょう!
まとめ
- 理解しているか細かく確認する
- 例え話を使う
- 結果ではなく、努力や行動を褒める
- 優しくしすぎない
人に教えることはゴールがなく、私も常日頃から勉強しています。
生徒や部下が自立して学習できるように
精一杯サポートして頑張っていきましょう!
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