いきなりですが、自分の悪い癖を直す方法は以前ブログでも解説したり、本でもたくさん学べたりします。
しかし、
一緒に住んでいる人の悪い習慣や癖を直したいな~
など、他人の習慣を良くしたいな~と思いませんか?
そんなときに使えるテクニックを5つ紹介していきます。
当たり前ですが、自分の習慣を直すよりも他人の習慣を直す方がはるかに難しいです。
理由は2つあります。
- 習慣は作るよりも無くす方が難しい
- 人間は他人に指摘されるのが嫌だから
今回解説したことが、
親御さん、上司、教育者、指導者の方々など、いろいろな方々の参考になれば嬉しいです!
1人よりも2人以上でやる方が効果的
良い習慣をつけるときも、悪い習慣を無くす時も、1番良い方法はパートナーがいることです。
なので、相手に習慣を直させるというよりは、一緒に行動していく方が効果的です。
運動の習慣をつけようとジムに通っているが、いまいち習慣がついていない(週1回程度)181人の男女を対象。期間は3週間。
次の3つのテクニックを使って、どのテクニックが1番効果的か調べた。
- お金で釣る(運動量に応じて報酬)
- 他人と競わせる(運動量を他人と比較する)
- ジムに仲間を作る(ペアを組ませてジムに通う)
結果は次のようになりました。
⇒ジムに通う回数が週に1.5~2回になった
2. 他人と競わせる。
⇒ジムに通う回数が週に2回以上になった
3. ジムに仲間を作る。
⇒ジムに通う回数が週に3回以上になった。
僕は勉強、読書、掃除など当たり前ですが、生徒と一緒に取り組むことが大切だと思っています。
他人の習慣を直す5つのテクニック
それでは今から5つのテクニックを紹介していきます。
手本を見せる
相手に悪い習慣を直してほしいとき、自分も悪い習慣を直しているところを見せることです。
なぜなら、ほとんどの人は周りに言われたことよりも、周りの行動を見て自分の行動を変えていくからです。
子供に勉強してほしい時、自分も何か新しいことに勉強する姿を見せる。
と言うと、相手は抵抗を受けるので逆効果になってしまいます。
先生という立場ですが、他人を変えることはできないと思っています。なので、たくさんヒントを伝えて、自分で行動する機会を与えられるように頑張っています。
人の行動を変えたいと思ったら、自分の行動を変えて行動を変えてもらいましょう!
プロセスを大切にさせる
目標は曖昧にしても構いませんが、行動は誰が見ても分かるよう明確にしましょう。
なぜなら、目標までの行動で結果が変わるからです。
目標だけ立てて、それに向かっての行動を明確にしていない人が多いと思います。
目標だけ立てて、口だけ人間になるのは避けよう…
働かなくても良い自由な生活を手に入れたい。
↓
- 会社の中で成功して、給料を上げていく
- 起業して稼いでいく
- YouTuberになる
このように目標は少し高く、曖昧に設定しても良いですが、達成するまでのルートは明確に立てておきましょう。
また、分からない問題は先生に質問して、良い成績を取りたい。
何時にやるの?どこでやるの?どんな内容?
と自問自答してみるのも良いかもしれません!
褒め方に気を付ける
嘘でも良いので、前に進んでいる感覚を持たせるために、少しだけでも進歩していることを見つけて褒めましょう。
なぜなら、前に進んでいる感覚は、努力を継続するためには必須だからです。
子供が「1時間勉強する」目標を立てたけど(もともと0分)、15分だけしか勉強していないとき、
× 1時間勉強するって言っていたのに、全然してないじゃん。
○ 0分から15分に進歩したことを褒めてあげる。
このように、目標達成はできていないけど、進歩が見えたら褒めてあげましょう。
また、進歩が見えたら、なるべく早くフィードバックしましょう。
なぜなら、人間はすぐに成果が出ないことに対して、なかなかやる気が出ません。
勉強が役立つのは何年後か分からないな。
日々の成長に気付いてあげることは、相手のモチベーションの維持にもつながります。
5年後10年後に成果が出る勉強はやる気が出にくいので、進歩したらすぐに努力を褒めてあげる。
褒め方を間違えると、悪癖は加速します。
キャロル・S・ドゥエック先生の「マインドセット」という本をご存じですか?
タメになりすぎて、何回も読み返したな…
本の中に、固定マインドセットと成長マインドセットという言葉が頻繁に出されています。
相手の生まれ持った能力や結果を褒める。
相手の戦略や努力を褒める。
相手がお菓子を食べなくなったことに対して、
× 意志の力でお菓子をやめてすごいね。
○ 無駄なお菓子を買わないように、コンビニに行く回数を減らすって決めたのが良かったね。
このように能力や結果ではなく、戦略や努力を褒めましょう!
周りの環境を変えてあげる
周りの環境が変わると生活が変わりますよね?
田舎の高校から、東京の大学に行っただけでだいぶ視野が広がったな~
人間は周りの環境や行動を見て、自分の行動を変えています。
相手が何をきっかけで悪い習慣や癖を行っているのか、見極めることが大切です。
子供が勉強しないのは、ゲームのやりすぎが原因。
↓
ゲーム機は1時間だけ部屋に持っていっても良いが、他はリビングに置いておくルールを決める。
ここでも大切なのが、ゲームのやりすぎに対しての批判をしないことです。
相手に意志が弱いからではなく、周りの環境が悪くて悪い習慣や癖が出てしまうことに気付かせて、解決策を考えるのがベストでしょう。
サポートネットワークをつくる
同じ習慣や癖を直したいと思っている人たちと、コミュニティをつくることです。
という言葉を聞いたことがありますか?
人間は周りの人間にとてつもない影響を受けます。
なので、同じ意識を持った人たちとコミュニティをつくることが大切です。
禁煙したい。
↓
- 禁煙を頑張っている人たちと、LINEグループをつくる。
- 禁煙に成功した人たちと、Twitterでつながりをもつ。
ここで大切なのは、失敗したり出来なかったときのシェアもすることです。
自分の弱みから逃げれば逃げるほどストレスがたまり、前に進めなくなります。
毎日できたことできなかったこと、全てをシェアして意識を高めあっていきましょう!
自分の弱みを知られるのが恥ずかしいというプライドは捨てるぞ!
まとめ
今回のポイントをまとめると、
- 1人より仲間と行動した方が効果が良い
- 手本を見せる
- 目標までの行動が大切
- 戦術や努力を褒める
- 周りの環境を変えてあげる
- コミュニティをつくる
相手の習慣を変えるテクニックいかがでしたでしょうか。
あなたとあなたの周りの習慣が良くなることを祈っています!
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